中国外相、日米フィリピンけん制 影響力拡大へアジア歴訪
【ジャカルタ共同】中国の王毅外相は18日、インドネシアの首都ジャカルタを訪れ、ジョコ大統領やルトノ外相と会談した。王氏は「(アジア太平洋)地域でのグループ形成の動きを強く警戒している」と記者会見で述べ、対中国で連携を強める日米やフィリピンなどをけん制した。23日までの日程でアジア太平洋の3カ国を歴訪し、影響力拡大を図る。 王氏はルトノ氏との会談で両国の関係発展を約束し「戦略的な相互信頼を深めたい」と呼びかけた。東南アジア諸国連合(ASEAN)の一部加盟国と領有権を争う南シナ海について「平和な海域の構築に向け協力する」とアピールした。