吉村洋文共同代表　12日午後3時すぎ

日本維新の会の吉村洋文共同代表が、来月1日に実施される代表選に出馬すると表明しました。 ■【動画で見る】維新・吉村共同代表　代表選へ出馬の意向固める　12月1日に投票 日本維新の会は、先月の衆議院議員選挙で公示前より議席を減らし、党内からは馬場代表ら執行部の責任を問う声が上がっていました。 その後、国会議員などの投票で代表選挙を来月1日に実施することが決定し、馬場代表は出馬しないことを明らかにしています。

■「永田町の文化変える」　大阪府知事で維新共同代表の吉村氏

維新・吉村共同代表　12日午後3時すぎ

吉村共同代表は、動向に注目が集まる中、11日まで態度を明らかにしていませんでした。 しかし、12日午後3時からの会見で吉村共同代表は、「非常に悩みました。維新はどんな存在意義があるのか、なぜ必要なのかを代表選を通じて伝えていく」と語り、代表選への出馬を正式に表明しました。 そして、維新の存在意義と目指す方向性について「次世代のための政党」「道州制を実現する政党」「永田町の文化を変える政党」の3点を掲げると発表しました。

■「永田町の古い慣習をぶっ壊す」

維新・吉村共同代表　12日午後3時すぎ

【維新・吉村洋文共同代表】「今の永田町の政治を見てるとですね、完全に圧倒的に古い政治が行われているという風に思います。永田町の普通の民間じゃ考えられないような政治、価値観、古い慣習、やり方、そういったことはぶっ壊していきたいと思います。永田町の飲み食い政治も、もうなしです。壊していきます。あんなものやっていても、新しいものは生まれません」 「政策を決定する過程の中で、人間関係や、よくわからないところで決まっていく永田町の政治の在り方は、僕は違うと思っています。国対政治についても密室で決まっていくような政治のやり方は変えるべきだと思っています」

■「領収書のいらないお金は全部なし」「企業団体献金の廃止が本丸」

【維新・吉村洋文共同代表】「選挙結果を受けて文通費の公開、それから使途の公開、政策活動費をなくすことは当然だと思っています。領収書のいらないお金は全部なし。領収書のいらないお金については廃止すると、あるいは領収書を公開するという、民間では通常ルールですが、そういったことも明確に打ち出していくべきだと思っています」 「企業団体献金の禁止。ここが僕は本丸だと思っています。政治とカネの部分、永田町の古い価値観文化を徹底的に変えていくのが日本維新の会であると訴えていきたい」

■「維新は大阪以外で埋没するどころか、撃沈して再起不能となる」と空本衆院議員

左：空本誠喜衆院議員　右：松沢成文参院議員

代表選には、空本誠喜衆院議員と松沢成文参院議員も出馬を目指す考えを示しています。 空本議員は報道陣の取材に対し「『身を切る改革』は大阪では通じても、地方や都心では全く通じない。全国の地方議員から大阪からの呪縛を解いてほしいという意見を多く聞いている」 「吉村知事が出馬すれば、代表選の流れはほぼ決まるが、無投票または大阪のみでの代表選では、維新は大阪以外で埋没するどころか、撃沈して再起不能となる」とコメントしています。