メイキップ、顔合成AI機能「FaceChange」を大幅アップデート 髪形や輪郭、肌の色も合成可能に
メイキップはこのほど、顔合成AI機能「FaceChange(フェイスチェンジ)」において、合成機能のアップデートを行い、髪型や輪郭、肌の色等を含めて着用イメージを確認できる仕組みを新たに開発した。これに伴い、新たな合成機能を活用し、バナー上でヘアスタイル別の着用イメージを確認できる機能の提供を開始した。ユーザーに対し、よりリアルなオンラインでの試着体験の提供を可能にする。 【<画像4点>顔合成AI機能「FaceChange」の詳細】 メイキップの提供する「FaceChange」は、オンライン上の着用画像で、モデルやスタッフコーディネートの顔をユーザーの顔に差し替えることで、着用時のイメージを明確化し、商品購入を促進するサービス。 4月の本格提供開始より多くのユーザーに利用されており、「オンラインでのイメージ確認に必要な機能」に関するユーザーの声を収集したところ、自身であることを認識するための要素として「ヘアスタイル、肌の色、輪郭、体型」が重要であることが明らかになったとし、このほど合成機能のアップデートを実施した。 ユーザーの声をもとに研究を行い、従来の差し替え対象だった「ユーザーの顔」に加え、輪郭や肌の色、ヘアスタイルに関しても反映される仕組みを新たに開発。これにより、ユーザーはEC上でよりリアルな着用イメージの確認が可能となった。 従来の合成方法と比較すると、新しい合成を活用したユーザーの満足度は112%向上しており、利用したユーザーからも「自分の顔でイメージできるため買い物しやすくなった」「自分が着用した時の感じがよくわかってよかった」「利用が簡単で商品を着用した姿をイメージしやすい」などの評価を得ている。 今回の合成機能のアップデートに伴い、商品詳細ページ上でさまざまなヘアスタイル別の着用画像を確認できる新しいバナー「スタイル確認バナー」の提供も開始した。「ヘアスタイルによって洋服着用時のイメージが大きく変わる」というユーザーの声を受け、ユーザーが自分に近いヘアスタイルを選んで着用時のイメージを確認できる機能を提供する。 さらに「FaceChange」にユーザーが自身の写真を1度登録すれば、商品詳細画面上のバナー内で自身の顔が合成された結果を確認でき、顔写真登録などの手続きを省略し、ユーザーにとってより快適なオンラインEC体験を提供できる。 さらに今後は、自社の提供するサイズレコメンドエンジン「unisize」のユーザーの体型データを活用することで、顔だけではなく「体型」に関しても着用イメージを確認できるよう研究開発を行っていくとしている。
日本ネット経済新聞