大晦日の縁起食は年越しそばとは限らない! 北海道で大晦日に一番売れるメニューとは
しあわせごはん暦#2
旬をおいしく食べて、年中行事を見直せば、運気が上がる。出雲大社、伊勢神宮、東京大神宮など名だたる神社の大絵馬を手がけた絵馬師の永崎ひまる氏が、幸運を呼び込む食べ方や暦を感じて暮らすコツを指南する。 【写真】見て開運!「大雪」「冬至」の絵馬
近著『絵馬で開運! しあわせごはん暦』より一部抜粋、再構成してお届けする。
師走 12月の口福
旧暦12月の和風月名で、師僧が経をあげるのに忙しい時期であちこち走り回ることや、四季の果てる月だからなど、いろんな由来がありますが、とにかく年の瀬で忙しい月となることを意味しています。寒さも本格的になってくるこの月は気忙しいけれど楽しいイベントごともたくさんです。 【12月の暦と開運話】 大掃除、お正月の準備、冬至、大晦日など、運のデトックスをすることの多い時期といえます。これをすることで、来る年がまたいい年になるように準備することができるのです。10月20日あたりからの3か月に次の年の準備をした方がいいといわれますが、その最終調整が12月の役割と言えるでしょう。この時期は寒さも本格的になり風邪も引きやすくなりますから、食事でも栄養をとるよう心がけましょう。そして大切なのは、手洗い、うがい、乾燥しないようにすること。体は資本ですから忙しさにかまけて気を緩めないようにしましょう。 【12月に食べるといいもの】 大根…多くの酵素が含まれ、分解・消化に良く、昔から薬的な役割が。二股の大根も縁起が良い。大根のおろし金も「薬味おろし」から「厄落とし」に転じたとか。 鱈…「多良」でたくさん良いことが起こる。たらふく食べるなど縁起かつぎに良い魚。高たんぱく低カロリーでダイエットにも。 柚子…柚子の香りは邪気を清める。柑橘類は太陽の力が小さい時期に太陽の代わりになるといわれている。 ほうれん草…鉄分をはじめ、カロテン、ビタミンB1、B2、Cなど栄養素が多い。仕事運に良い。 【こんなふうに食べると幸せ2倍】 大根梅おろし鱈すき 大根をおろして水気を絞り、たたいた梅と合わせ、ポン酢を少し入れます。鱈は昆布だしで湯通しして(残り出汁はお吸い物に)、大根梅おろしをかけます。大根と梅の組み合わせは断食後の復食である「梅流し」にも使われていて、デトックス作用が高いです。 ほうれん草と豚肉の柚子炒め 豚肉はこま肉でもバラ肉でもOK、炒めてしっかり火を通し、みりんを入れます。ほうれん草を加え、そこに柚子の絞り汁と醤油を入れて加熱し、火を止めたら細切りにした柚子の皮を入れます。ほうれん草と豚肉のパワーで仕事運アップ。