コマンダーズがヘイルメリーTDで逆転勝ち、チーフスは無敗継続
【AFP=時事】24NFLは27日、第8週の試合が行われ、ワシントン・コマンダーズ(Washington Commanders)は新人QBのジェイデン・ダニエルズ(Jayden Daniels)が最後のプレーで52ヤードのタッチダウンパスを通し、18‐15でシカゴ・ベアーズ(Chicago Bears)から逆転勝利を収めた。 【写真】ヘイルメリーパスに手を伸ばすコマンダースとベアーズの選手 ダニエルズは試合終了間際、必死に相手守備陣をかわしながらゴールラインまでフィールド半分の距離のパスを投じた。すると、集団の中でベアーズのディフェンスがこのボールをはじくと、ノア・ブラウン(Noah Brown)がエンドゾーンでこれをキャッチし、いちかばちかの「ヘイルメリー(Hail Mary)」パスからタッチダウンを成功させた。コマンダーズはこれで戦績を6勝2敗としている。 一方で昨季王者のカンザスシティ・チーフス(Kansas City Chiefs)は27‐20でラスベガス・レイダース(Las Vegas Raiders)を退け、今季の無敗を守った。 チーフスはこれで、スーパーボウル(Super Bowl)王者として歴代7チーム目となる翌シーズンの開幕7連勝を達成。2019年シーズンのニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)以来の快挙となったが、その7チームのうち連覇を果たしたのは1998年シーズンのデンバー・ブロンコス(Denver Broncos)のみとなっている。 今季1勝6敗にとどまっていたクリーブランド・ブラウンズ(Cleveland Browns)は、QBジェイミス・ウィンストン(Jameis Winston)が残り約1分で決勝点となるこの日3本目のタッチダウンパスを通し、ボルティモア・レイヴンズ(Baltimore Ravens)に29‐24で勝利。レイヴンズは戦績を5勝3敗とした。 バッファロー・ビルズ(Buffalo Bills)は31‐10でシアトル・シーホークス(Seattle Seahawks)に快勝、ヒューストン・テキサンズ(Houston Texans)もインディアナポリス・コルツ(Indianapolis Colts)に23‐20で勝利し、ともに戦績を6勝2敗とした。グリーンベイ・パッカーズ(Green Bay Packers)も30‐27でジャクソンビル・ジャガーズ(Jacksonville Jaguars)に辛勝して6勝2敗とし、テネシー・タイタンズ(Tennessee Titans)に52‐14で大勝したデトロイト・ライオンズ(Detroit Lions)も今季6勝目(1敗)を挙げている。 マイアミ・ドルフィンズ(Miami Dolphins)は、脳振とうプロトコルが解除されたQBトゥア・タゴバイロア(Tua Tagovailoa)が4試合ぶりに復帰したものの、試合終了間際にフィールドゴール(FG)を決められ、アリゾナ・カーディナルス(Arizona Cardinals)に27‐28で敗れた。【翻訳編集】 AFPBB News