「高い精度で的確に狙った」カラバオ杯で決勝ミドルの鎌田大地に最高評価の現地メディアも! クラブ専門サイトは「攻撃的な役割でのみ起用すべき」と主張
英国公共放送『BBC』は、「鎌田はペナルティーエリアの端から強烈なグラウンダーのシュートでパレスにリードをもたらした」と報じ、また「鎌田は得点後にも活気ある動きを見せ、ルーズボールに追いついてシュートを打ったが、ポストの外に逸れた。他にも日本代表選手はFKを壁に当て、そのリバウンドをクロスバーの上に打ち上げた」と付け加えた。 日刊紙『The Guardian』、「夏にラツィオから移籍して以来、パレスでの2点目を決めた鎌田の活躍により、パレスは勝利」、『THE Sun』紙は「鎌田はGKジョー・ガウチが守るゴールの隅を高い精度で的確に狙った。このゴールは、最終的にパレスを準々決勝に進出させるのに十分なものだった」と、それぞれ綴っている。 『Daily Mail』紙は、「25ヤードからのゴールでパレスの勝利を決定づけ、ビラを驚かせた」として、採点は単独最高となる「8」を付与。対してスポーツ専門サイト『VAVEL』の英国版は、「5」という厳しい評価を下し、寸評でも彼のプレーのネガティブな面を挙げた。 「混乱したプレー。最初の45分間で7回もボールを失った。さらに2回ファウルを犯し、1回ドリブルでかわされ、7回のデュエルのうち1回しか勝てなかった。試合の大部分であまり良いパフォーマンスを発揮できなかったが、右足で放ったシュートが左下隅に決まり、決勝点。この得点により、パレスは12年ぶりに準々決勝へ進出した」 最後にパレスのクラブ専門サイト『WE ARE PALACE』は、「美しいシュート」と決勝ミドルを表現し、「この愛媛県出身の選手の元には、ほぼ全てのフィールドプレーヤーが駆け寄り、祝う姿が見られた。彼はチームの人気者である」とレポートした後、新天地への適応に苦しんでいる彼にとってこれが転機になることに期待を寄せている。 「鎌田は厳しいシーズンのスタートの中で自信を得るのに苦しんでいるが、ビラというチャンピオンズリーグにも出場しているチーム(しかも現時点でリーグフェーズ首位!)相手に決勝点を挙げたことで、このレベルに相応しい選手であることを示され、この先、彼にとってのシーズンが好転することが期待される」 また同メディアは、グラスナー監督の鎌田の起用法にも言及し、「攻撃的なMFで起用された時、彼は非常にシャープに見え、ビラのDFを追い詰める際にそのエネルギーを上手く活用し、素晴らしい形で得点を決めた」「6番の役割を果たすにはフィジカルの能力が欠けているが、10番ポジションであれば、我々の手元に素晴らしい選手がいるのかもしれない」として、「指揮官は鎌田を攻撃的な役割でのみ起用すべきだ」と主張した。 構成●THE DIGEST編集部
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