上位3チームが同じ勝ち点! U-18東日本最強を決めるプレミアリーグEASTは運命の最終節へ
柏、横浜FC、鹿島が勝ち点38で並ぶ
東日本の高校年代最高峰のリーグ戦である高円宮杯U-18プレミアリーグEASTは今週末で遂に最終節を迎える。 [動画]様々なドラマがあった高円宮杯U-18プレミアリーグEAST 第21節ハイライト 毎年春頃から冬まで行われる全国トップレベルの24チームが東西それぞれ12チームに分かれて参加する高校年代最高峰のこのリーグ戦。昨年のこのリーグ、選手権の優勝校である青森山田をはじめ、市立船橋、鹿島アントラーズユースなどJリーグクラブのユースチームも参加する公式戦となっている。先日WESTの方では大津高校の優勝が決まったが、EASTは最後までどうなるかわからない展開となっている。 先週末に各地で行われた第21節では、様々なドラマがあった。首位の鹿島アントラーズユースと勝ち点3差で3位の横浜FCユースによる試合は、U-17日本代表のDF佃颯太とU-16日本代表MF岩崎亮佑のゴールで横浜FCが2-0の勝利を収め、鹿島が首位陥落。一方で2位柏レイソルU-18と4位の前橋育英高校との試合は3-2の撃ち合いで柏が勝利。これにより柏、横浜FCが鹿島と同じ勝ち点38で並び、得失点差で1位柏、2位横浜FC、3位鹿島という並びになった。また、4位の流通経済大学付属柏高校は最下位大宮アルディージャU-18と対戦し6-0で圧勝。勝ち点35に増やし、こちらもまだ優勝の可能性を残している。 残留争いも過熱する一方だ。ともに勝ち点23で残留を争う市立船橋高校とFC東京U-18の一戦は、市立船橋が10分までに2点をリード。終盤に1点を返されるもなんとか守り切り2-1で勝利し残留を決めた。11位の尚志高校は青森山田と対戦。東北対決となったこの試合は、72分にオウンゴールで青森山田が先制するが、終盤に尚志が同点ゴールを記録し1-1のドローとなった。 これらの結果を踏まえて、実質優勝争いは上位3チームに絞られたと言えよう。勝ち点が並んでいるため最終節はそれぞれのチームの勝敗結果ももちろんだが、得失点差も大事になる。4位の流経大柏も事実上可能性は残っているが、優勝するためには勝利+上位3チームの敗戦が必須で、かつ得失点差を上回らなければならないため厳しい立場だ。また残留争いもFC東京と尚志に絞られ、尚志にとっては勝利が必須であり、その上でFC東京の結果次第。東京が勝利すれば降格となり、敗戦であれば逆転で残留が決定。東京が引き分けた場合はこちらも得失点差で上回る必要がある。 運命の最終節は8日に行われるが、中でも注目なのが鹿島と尚志の試合だ。鹿島のホームで行われるこの試合は共に優勝、残留が関わる直接対決となり、引き分けどころか負けも許されない非常に重要な試合となる。果たして最終節の結果はいかに……。
構成/ザ・ワールド編集部