東京SG、31―31で引き分けPO進出はお預け…静岡は4強への可能性が消滅
◆ラグビー ▽リーグワン第14節 東京SG 31―31 静岡(19日・秩父宮) 昨季4位の東京SG(旧サントリー)は、静岡(旧ヤマハ発動機)と31―31で引き分け。勝てば上位4チームによるプレーオフ(PO)進出が決まっていたが、お預けとなった。7位静岡がPO進出する可能性はなくなった。 先制は静岡。前半13分、敵陣右サイド深くのラインアウトからパスを繫ぎ、NO8イラウアが中央へトライ。東京SGはチャンスを逃す時間が続いたが、24分に敵陣中央深くの再スタートからNO8イオアネがねじ込んだ。イオアネがイエローカードをもらい10分間の一時退場となっていた35分には、敵陣左サイドのラインアウトから接点で押し込んでフッカー堀越康介が逆転トライ。東京SGが14―7で前半を折り返した。 後半は開始早々、東京SGのCTBプニバイが連続攻撃から追加点。21―7とするが、静岡も9分にラインアウトモールからトライを奪い返す。17分にも静岡が敵陣左サイド22メートル内のラインアウトから攻め込み、FW大戸裕矢のトライ、キックも決まって一気に同点。24分にはSO奥村翔がPGを決め、静岡が24―21と逆転に成功した。 勝てばPO進出の東京SGは26分、敵陣での11次攻撃から、WTB尾崎晟也が相手守備網をくぐり抜けて意地のトライ。28―24とスコアを返すが、33分にまたも自陣深くのラインアウトから静岡の猛攻に屈し、逆転された。37分にSO高本幹也のPGで31―31の同点に追いつき、ノーサイド。静岡は勝てばPO進出への可能性を残していたが、痛い勝ち点2となった。
報知新聞社