寝つきが悪い0歳児がやっと寝た後、カップラーメンの「ご褒美」が悲劇に終わった瞬間
大変だって、言い合える社会に
このカップラーメンのエピソードをXにポストしたところ、約2万件もの「いいね」をいただきました。「あるあるすぎる」と同じように伸びた麺にやられた者たちから多くの反応をいただきました。 ◇『本当によくある……笑 カップラーメンは簡単に作れるから頼ってるけど、麺が伸びちゃうと思うと中々食べられない(笑)』 ◇『カップラーメンではないけれど、昨日湯船に浸かろうとしたら娘が泣き出したときの私でもあるわ……』 ◇『実家遠くてだいたいワンオペ、やっとの思いでお昼寝時間に合わせて洋麺屋五右衛門に入り、料理が運ばれてパスタをすくった瞬間泣き始めたのを思い出した』 タイミング抜群の赤ちゃんたちですよね……。今振り返ると「ふふっ」と笑って済ませることができますが、その場、そのときの感情といったら、大嵐にグワングワン揺られる船のようでした。落ち着かせようにも自力では抑えられない。やりたいときにやりたいことが出来ないって、「こんなにつらいことなのー!」と世界中に叫びたい気持ちになったこともありました。 カップラーメンを落ち着いて食べられるようになりたい、ゆっくり湯船につかりたい、あと30分でもいいから熟睡したい……と思っていたあの日々。毎日が慌ただしく、今日はうまくいったということも翌日にはうまくいかないこともあって、勉強や仕事のように頑張れば報われるわけでもなく、いくら頑張っても「すごいね」「偉いね」とは言ってはもらえない。子どもを産んだらできるのが当たり前で、するのも当たり前……。ワンオペだって多いのに、そんなの不条理すぎる……!と嘆いていた時期もありました(今でも嘆くこともあります……笑)。 そして、親や先輩ママたちからは「子どもの成長なんてあっという間」「そんなときもあったなって、今は思うよ」と言われ、そのたびに「ぐうの音も出ないこと言わないで。その一言を言われるとつらい。今が大変なのに……」と思ったこともぶっちゃけありました。 でも、親や諸先輩方の話は本当だったのだなと思います。ただ泣いているだけだった新生児の息子ですが、なんと先日リビングの大きなテーブルを動かすのを手伝ってくれたのです。こんな小さな子に手伝いは無理かなと思っていたのですが、一生懸命お手伝いしてくれて驚きました。「もしかしたら息子は、私たちが思っている以上にいろんなことが出来るのかもしれない」と。まだ小さいからムリだろう、まだ出来ないだろう、そんな風に色んな場面で思うことがありますが、大人の勝手な思い込みを取っ払うことで、もっといろんなことに挑戦し成長する姿が見られるのではないかと感じたのです。出来ると信じる心が大切なんだなと。母になって4年、まだまだ私も成長中です。 そして、今大変な時期の育児をしているママさんやパパさんに、心からお疲れ様とお伝えしたいです。「大変なのは今だけですよ」なんて私は言いたくありません。育児って「今」が大変なんですよね。でも、「大変」「助けて」は我慢しないで言っていいということは忘れないでください。言ったって誰も助けてくれないこともあるかもしれませんが、溜めないで吐き出すこと、ときには夫や周囲にガルガルしたっていいと思うんです。伸びたカップラーメンは頑張ったママさんやパパさんの証、なんだなとしみじみと感じました。本当に私たち、お疲れ様です、ワッショイ!!
ひみつのうつ子ちゃん