白山陶器のサービングトレイが大賞 持ち運びやすさや色彩を評価、長崎デザインアワード2024
長崎県内で企画・開発された商品の中から優れたデザインを選定する「長崎デザインアワード2024」(県主催)の受賞商品が決定した。大賞には、白山陶器(東彼波佐見町)の料理の盛り付けなどに使うサービングトレイ「AMUSE(アミューズ)」が輝いた。 県内企業の開発意欲やデザイン力の向上を目的に2011年度から開催。本年度は47点の応募があり、デザイナーやバイヤーなど6人の選定委員が大賞、金賞2点、銀賞5点、選定委員会特別賞2点と入選10点を選んだ。 大賞のAMUSEは、板状の長皿の左右に指が入りやすい持ち手が備わった食器。カラー展開は5色。同社は持ち運びのしやすさ、陶磁器の質感や色彩などを意識したという。審査委員からは「シンプルなデザインの中に、細部までこだわりを感じる」などと評価された。 県庁でこのほど、表彰式があり、表彰状を受け取った同社の鷹巣翔さんは「大変光栄。現代のライフスタイルの食卓を豊かにするような製品開発に努めていきたい」と話した。 受賞商品は、12月1日まで、アミュプラザ本館1階の土産店「長崎セレクトSUMIYA」で販売中。県は来年2月に東京で開かれる展示商談会の出展や、交流サイト(SNS)などでPRして売り上げ拡大を支援する。