北九州市が進める複合公共施設の造成事業開始 どうなる?初代門司駅の遺構
テレQ(TVQ九州放送)
世界遺産級の価値があるともいわれる北九州市の初代門司駅遺構。遺構の記録保存が終了したことを受け、市は11月中にも遺構を取り壊す予定です。 1891年、明治24年に開業し1914年まで使われていた初代門司駅。駅舎の外構や機関車庫の基礎の一部などの遺構が確認されたこの場所には、区役所などが入る複合公共施設を市が建設します。 遺構の記録保存が終了したことを受け、北九州市は11月15日、工事事務所や仮囲いの設置に着手しました。初代門司駅遺構を巡っては、地元の市民団体などが保存を求めていますが、市は全面的な現地保存は難しいと判断。遺構の一部を移築する案も検討しています。 北九州市事業推進課 一瀬修志課長 「われわれとしても遺構の取り扱いについては最終の詰めの段階と考えているので、(保存の)方向性がしっかりでたら皆様にお知らせしたい」 北九州市によりますと遺構の取り壊しは、早ければ11月中にも開始するということです。
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