京都サンガ サンガ移籍後、公式戦出場していないファンティーニ燦選手の名前をあげ、チョウ監督が鼓舞!
リーグ戦も後期に入り、ここまで9戦6勝と好調を見せる京都サンガ。 その裏には、チームを思うある選手の姿がありました。 リーグ戦も残り10試合。 シーズン前半は苦戦したサンガでしたが、後期に入り快調な滑り出しを見せました。 上昇を続けるチームの、好調の要因とは? 【声】京都サンガ チョウ監督 「前期勝てなかった時と内容ががらっと変わったとは思っていなくて、ただ積み上げてきたことがようやく形になって出てきたことが、チームとして勝つ良いバランスがとれてきたなと思うし、それが身になってきたのは喜ばしいことだが、本当の実力はこの後の10試合だと思うので...」 チームとして勝つためのバランス。 それはピッチに立つ選手だけではありません。 第27節、セレッソ大阪戦、試合前のロッカールームで、チョウ監督はある思いを選手に投げかけました。 【声】京都サンガ チョウ監督 「関西でセレッソ大阪とこんなに大勢のお客さんの前で(試合を)やるのは、サンガの歴史として当たり前じゃないよな。 ここにいるみんなとこれまでサンガにいた人で作ってきたんだよ。 俺がいま誰を思い浮かべたか、ファンティーだよ!ファンティー! 何でか分かるか?あいつだけメンバー入ってないんだよ1回もリーグ戦。 でもお前たちのシュートを嫌そうな顔せず何回あいつが受けた? 何回受けてくれた?それがチームだろ! そういう選手がいるから俺たち成り立っているんだよ! やっている選手だけじゃないんだよ! ファイティングスピリッツ持ってあいつのためにも勝ってやらないと! 絶対きょう勝とう!さぁ行こう!」 【声】京都サンガ チョウ監督 「試合に出れない選手も同じ気持ちか、もしくはそれ以上にチームのことを思ってやっているので、その気持ちを全員が忘れてはいけないし、GKで言うと一人しかピッチに立てないし、一人はベンチの選手で、残りの二人はほぼ間違いなく、メンバーに入れない中でやっていることでいうと、全員の力が必要だし、そういった事実をもとにやっていかないといけない」 【声】京都サンガ GK 36 ファンティーニ燦選手(26) 「感動ですね。一番最初に感じたことは。 見たことない光景だったので、驚きました。 お母さんに見せたら急に泣きだして、心を動かすパワーを曺監督は持っているんだなと、他の選手も心を動かされたんだろうなと感じた」 今シーズン、完全移籍で加入したファンティーニ燦選手。 幼少期を中国で過ごし、中学生の時に元日本代表・長友佑都選手も在籍したイタリア・ACチェゼーナの下部組織に入団、その後、トップチームに招集されプロキャリアをスタートさせました。 2017年からはJリーグでプレーするファンティーニ選手ですが、サンガに移籍後、公式戦での出場はまだありません。 【声】京都サンガ GK 36 ファンティーニ燦選手(26) 「もちろん悔しいし出たい気持ちはあるが、それをピッチに出したり他の選手に見せることも...悪くはないが、個人スポーツではないので、チームにプラスになる流れを作れるような行動を心掛けている」 サンガのスタイルにも徐々に慣れ、他の選手との連携もとれるようになってきたというファンティーニ選手。 今後の活躍に注目です! 【声】京都サンガ GK 36 ファンティーニ燦選手(26) 「残り10試合残留できるように、そして上を目指せるようにサポーターと共に頑張っていきたいので一緒に頑張っていきましょう!」