節約のため、会社へ持参するお弁当は「白米とふりかけだけ」という父。月の節約効果はどれだけありますか? また、栄養面が心配です。
物価高による節約志向も高まっているなか、お昼ごはん代も節約している人は多いのではないでしょうか。 おかずを充実させるとどうしてもお金がかかってしまうため、中には白米とふりかけで簡単に済ませてしまっている人もいるかもしれません。 そこで本記事では、白米とふりかけだけの昼食でどれくらいの節約ができるかを検証します。栄養面の問題や、手軽にできる健康に配慮した代替案も紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。 ▼職場のランチ代節約したい!「おにぎり」だけは栄養的にNG? 節約効果も検証
世間の昼食事情について
コロナ禍や物価高の影響を受け、世間の外食事情はどのような傾向があるのでしょうか。 ホットペッパー外食総研が行った「有識者のランチ実態調査」によると、平日の昼食の予算は平均452円という結果になりました。 一時よりもコロナの影響が落ち着いたものの、平日の昼食は「自炊、または家族等が作った食事」との回答が最も多く、次いでが「小売店や飲食店で購入した食事」といった結果になりました。 平均予算が452円というのは、以前と比較すると増額傾向にあるようです。これはデリバリーサービスが充実したことが影響している可能性もあるでしょう。
白米とふりかけだけの昼食代は?
昼食代の節約方法の一つとして、白米にふりかけをかけることが挙げられます。節約につながる可能性があるだけでなく、比較的手間もかからないため、気軽にできる点がメリットだと考えられます。 では節約面でどれほどの効果が期待できるのでしょうか。茶碗1杯のごはんはおよそ65グラムといわれています。仮に5キロ2500円の米を購入していた場合、茶碗1杯分の金額は約33円です。 さらに一袋(45グラム)約260円のふりかけをかけるとすると、1食(9グラム)あたりのふりかけ代は、約54円となります。つまり、白米にふりかけで昼食を取れば、1食約87円となるため、100円以下で済ませられる可能性があります。 これを昼食の平均額と比較してみましょう。平日の昼食の予算は平均452円なので、仮に1ヶ月のうち20日間出勤するとして、1ヶ月あたりの昼食代は約9040円、白米とふりかけの場合が約1080円です。差額は7960円となり、一般的な昼食代よりも月に8000円近く節約になる可能性があります。