6億円稼いだ個人投資家が教える、株式投資でもっとも大事な「入金力」を高める2つの方法
---------- チャートを分析する力、決算書を読む力、トレンドをつかむ力……。株式投資で成功するには、こうした力が欠かせない。そんな中、資産6億円を築いた個人投資家で、投資系ユーチューバーとしても人気の上岡正明氏は、「入金力の大切さが見落とされている」と指摘する。新刊『日本株で新NISA完全勝利』も話題の上岡氏に、「入金力」を高める方法を教えてもらった。 ---------- 【一覧を見る】運用資産1億円の投資家が保有する115銘柄を一挙公開…!
「入金力」に勝る資産形成法はない
多くの人が見落としがちな、株式投資において大切なこと。みなさんは、なんだかおわかりでしょうか? それは、「入金力」を高めることです。つまり、毎月の収入からどれだけつみたて投資枠や成長投資枠にお金を回すことができるか、です。 身もふたもない話のように思うかもしれませんが、結局、入金力に勝る資産形成法はないのです。 入金力を高めるには、2つの方法があります。 (1) 支出を減らす まず手をつけたいのは、出ていくお金を減らすことです。つまり、節約と節税です。 たとえば毎日、スターバックスで500円のラテを買っているとします。その代わりに、家で淹れたコーヒーをマイボトルに詰めて持ち歩けば、それだけで月1万5000円が浮くことになります。 そんなの大したことないと思うかもしれません。でも、そのお金をすべて入金し、投資に回していれば、20年後にいくらになると思いますか。 なんと、利回り6%なら約700万円、9%で1000万円を超えます。 今日節約した500円が、いずれ1000万円になる。そう考えると、日々の節約のモチベーションも高まるのではないでしょうか。 ほかにも、保険の見直し、電力会社の変更、節水シャワーヘッドにする、使っていないサブスクをやめるなど、節約できるところはいくらでも思いつきます。私も最近、「格安スマホ」に乗り換えました。
毎日が充実するとお金はどんどん増えていく
節税については、iDeCo(個人型確定拠出年金)、ふるさと納税、セルフメディケーション税制など、会社員の方でもできることがたくさんあります。本記事では割愛しますが、ぜひ有効活用してください。 支出を減らすコツとしては、もう1つあります。それは、充実した毎日を過ごすことです。 毎日が充実していないと、1日の中にムダな時間が生まれます。そして、ストレスを解消するために、お酒を飲んだり、ギャンブルをしたり、ネットショッピングをしたり、ムダなお金を使ってしまいます。 これでは、いくら働いてもお金は出ていくばかりです。 仕事に打ち込んでいたり、育児に夢中になっていたりする人は、毎日が充実しているので、ストレス解消のために散財する気持ちにはなりません。そもそも、ムダ使いをする時間もありません。 私は昨年、株の配当金だけで600万円以上を得ました。しかし、会社経営としての仕事や、YouTuberとしての活動が楽しいので、お金がいっこうに減りません。 高級車にも、高級時計にも、会員制の高級クラブにも興味はありません。年に数回、家族で旅行に行ったり、社員のお祝いに美味しいものを食べに行ったりするくらいです。 いったんこのサイクルに入ると、お金は青天井に増えていきます。