“火の使用” や “空気の乾燥”「火災が相次ぎ2人死亡」暖房器具を使う時期の注意点は?(長崎)
NIB長崎国際テレビ
県内では先週から火事が相次ぎ、2人が亡くなっています。 空気が乾燥しやすいこの時期。暖房器具を使い始める際に火災が発生する危険性もあることから、消防が注意を呼びかけています。
(長崎市消防局予防課 田中 祐司係長) 「寒くなってきて、暖房器具を使う機会も多くなってきていると思う。あわせて乾燥もしているので、万が一火災が起こったときには大きな被害になりやすい傾向にある」 先週から県内で相次いで発生している『火災』。
21日には、諫早市川内町の住宅が全焼。 焼け跡から1人の遺体が見つかっていて、この家に住んでいた48歳の女性であると、26日に判明したということです。
長崎市高浜町では、24日に木造平屋の住宅1棟が全焼し、1人の遺体が発見されています。
また、25日は長崎市琴海村松町で木造2階建ての住宅が全焼しました。 県内では、南部と北部に21日から25日まで「乾燥注意報」が出されていました。 (長崎市消防局予防課 田中 祐司係長) 「火災の件数だけでみると特別冬が多いわけではないが、大きな火災になりやすいのが冬場の特徴」
長崎市消防局管内では今年、25日までに82件の火災が発生。 去年の同じ時期よりやや減っているものの、亡くなった人の数は増えています。
この時期心がけるべきなのが、ストーブなどの暖房器具を使い始める際の点検です。 (長崎市消防局予防課 田中 祐司係長) 「まずはほこりを取るとか、もし古い燃料が入っていれば 新しいものに変えて使用することが必要」
万が一、火災が起きた場合に発生を知らせてくれるのが「火災警報器」。 設置している住宅でも、定期的に点検を行うことが重要だということです。 (長崎市消防局予防課 田中 祐司係長) 「住宅用火災警報器は設置から10年くらいで電池が切れる。点検をして適切な維持管理もお願いしたい」 このほか、屋外でのたき火から建物に燃え移る事例なども発生していることから、消火の備えを十分に行うよう呼びかけています。