福岡市・天神「ワンビル」完成記念のクラフトビール、開業日に発売…味の方向性を入居企業にアンケート
西日本鉄道は、福岡市・天神に建設中の複合ビル「ワン・フクオカ・ビルディング(ワンビル)」をイメージした独自のクラフトビールを、来年4月24日の開業日に発売する。入居企業にアンケートして味の方向性を決めたのが特徴で、日本地ビール協会によると、ビルの完成記念のクラフトビールは珍しいという。 【写真】来春開業のワンビルでは、ビルをイメージした独自のクラフトビールが販売される
名称は「ワン・クラフト」。香りを決めるホップを5種類混ぜてかんきつやハーブ、花のような風味とキレを実現した。アルコール度数は一般的なビールより低い4・5%にした。
アンケートは今年7、8月、入居する企業の社員にウェブで実施し、334人が回答。ビルの基本理念の「創造交差点」と「天神」について、イメージする味を複数回答で選んでもらい、「複雑さ」と「キレ」が各約3割を占め、味の参考にした。生産は福岡市内の業者に委託。ビル5階の「天神福食堂」などで約2000本を限定販売する。350ミリ・リットルの缶入りで税込み700円。