上野樹里がクジラの親子と出会う、BS朝日で特別番組「クジラの生きる星」放送
俳優・上野樹里が旅人として出演する特別番組「BS朝日開局25周年記念 ウェルビーイングスペシャル 上野樹里 クジラの生きる星 -ニュージーランド そして南の海へ-」が、明日12月15日21時からBS朝日で放送される。 【画像】上野樹里といえば…代表作「のだめカンタービレ」玉木宏との2ショット 同番組で、上野は以前から大好きだというクジラとの出会いを求めて、ニュージーランドの南島、クライストチャーチから北へ180kmにあるカイコウラを訪れる。野生動物を愛する人々から注目される小さな港町で数々の奇跡に遭遇し、クジラとの時間を過ごした。さらにクジラの声や歌に出会うため、南太平洋のポリネシアに位置し、171の島からなる群島国家のトンガにも向かった。 上野は「本当に素晴らしい経験ができて、これ以上ないほどに幸せでした」と旅を振り返る。そして「クジラの親子と出会うという、一生ものの瞬間は、番組後半の見どころになると思います」と視聴者にアピールした。 ■ BS朝日開局25周年記念 ウェルビーイングスペシャル 上野樹里 クジラの生きる星 -ニュージーランド そして南の海へ- BS朝日 2024年12月15日(日)21:00~23:00 ■ 上野樹里 コメント □ 海上での収録について きつくなかったです。何時までに帰らなきゃいけないという決まりがあるので、水中カメラマンのマークがクジラの潮吹きが見えないか常に気にしていましたが、それを見よう見まねで、クジラを探す方法を学びながらチャレンジしていました。 □ クジラ探しについて クジラの生態を考慮してレーダーなどを使わず、目視で探すと聞いたときは、「この広い海でどうやって!?」と思いました。クジラは潜水している時間のほうが圧倒的に長くて、呼吸するために水面に上がってきたところをキャッチするのは、よほどたくさんの船を出して、連携を取らないと難しいと思いました。最初は探し方も知らないから、「時間が限られた番組の収録でクジラを捉えるのは無理じゃないか」と、半ば諦めかけもしましたね。 □ クジラの声を実際に聴いてどう感じたか 「こんなに近くでクリアに聞き取れることはめったにないよ」と、船に乗っている方たちに言われるくらいはっきり聞こえたんです。親子の会話は衝撃でした。まるで、歌舞伎とか能のような印象で。でも鳴き声がとても可愛かったです。「これ絶対、会話してる」っていうのが伝わってきましたし、今まさに子育て中だっていうのがわかりました。 □ 旅全体を振り返っての感想 今回は非常にアナログな旅でした。アナログなことって普遍的で、とても大切なことだと思いました。先日、ファンのみなさんと直接お会いする機会があったのですが、応援してくださっていることを肌で感じた瞬間でした。そうした充実感や温かさに満たされたことって消えないし、そういうものを感じながら生きていくと、人間としての軸の取り方が全然違うんじゃないかと思います。今回の旅はまさにそんな旅でした。行く前から先々の予定をしっかり立てる旅ももちろん楽しいですが、現実になるかどうかわからないけれど、とにかく動く。そこから始まる旅って楽しいじゃないですか。クジラに会えても、会えなくても、何かしらのメッセージがあると思ったし、ニュージーランドは本当に美しかったです。現地の人々は自然を尊重していて、循環させることを意識して生きているのがとても素敵でした。きっと番組をご覧になったら、ニュージーランドに行きたいと思うはずです。本当に素晴らしい経験ができて、これ以上ないほどに幸せでした。多くの方に番組を見ていただきたいです。 □ 収録の最中に起きた“奇跡”を体験して 少しでも早くクジラに会いたくて、予定よりも早く現地に行ったんですが、あいにくの雨だったんです。雨だと霧も濃いから、海全体が白い靄がかかるような状況で、クジラが潮を吹くのを見つけるのはプロでも難しいと言われてしまって。クジラは(呼吸のためだけではなく)体に日光を当てるため海面に上がってくることが多いそうで。そこで私は「もしかしたら、いけるかも!」と希望を持ちました。そして、トンガの海でクジラの親子と出会うという、一生ものの瞬間は、番組後半の見どころになると思います。 □ なぜクジラに惹きつけられるのか 好きなものに対する“理由”って難しいですよね。尾ひれのシェイプがとか、目の愛らしさがとか、いろいろあるかもしれませんが、会ったときに醸し出す深い癒し、優しさ、すべてを受け入れてくれるような寛大さ、優雅さと美しさと強さと……。あらためて聞かれると難しいですね(笑)。 (c)BS朝日