「過去2年半の謎」テン・ハグ監督の解任にユナイテッドOBが辛辣な分析、「スタイルの欠如が最大の問題」と解任の要因を分析
マンチェスター・ユナイテッドのOBでもある元イングランド代表DFギャリー・ネビル氏が、解任されたエリク・テン・ハグ監督について語った。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。 28日、ユナイテッドはテン・ハグ監督の退任を発表。今シーズンはプレミアリーグで14位と低迷し、チームは復調の傾向を見せることができず、監督交代に踏み切ることとなった。 27日のウェストハム戦はアディショナルの物議を醸すPKにより2-1で敗戦。これがラストマッチとなってしまったが、ヨーロッパリーグ(EL)では3試合連続ドローと、結果は残せていなかった。 解説者でもあるネビル氏は、古巣の監督交代について言及。テン・ハグ監督が解任された要因を分析した。 「アイデンティティとスタイルの欠如は、過去2年半の謎だったと思う」 「選手の獲得は時々酷いものだったが、彼らよりも上手くプレーできる選手たちがいると信じている」 「スタイルの欠如が最大の問題だ。彼らのプレーを見るのは本当につらいが、この18カ月間何も変わっていない。結果と同じくらい酷い」 指揮を執った2シーズン半だが、EFLカップとFAカップの2つのカップ戦を制しているが、プレミアリーグでは散々な結果だったと言える。 ネビル氏は就任期間中に変化と成長が見られなかったとした中、9月に0-3で敗れたトッテナム戦の時点で終わりは明白だったとした。 「誰が起用可能かを見て、タイミングを考える。監督が状況を好転させてくれることを半ば期待するが、100回中99回は状況は不利で、その状態が続く」 「彼らは数週間前に決定された瞬間を選んだ。それは昨日(日曜日)にやってきた。彼らはエリック・テン・ハーグの後継者を探すプロセスを開始したはずだ」 「数週間前のトッテナム戦を見て、以前にも同じようなことがあったような気がした。マンチェスター・ユナイテッドにとっても、エリック・テン・ハグにとっても悪い日だった」 「あれから状況は悪化した。日曜日に逃したチャンスは許されないものだった。ハーフタイムまでに2点か3点リードしていたはずだ。全体的に、結果とパフォーマンスの難しさから、オーナーは彼を解任することに決めた。誰も本当にショックを受けるとは思わない」 また、所属する選手たちはより良いパフォーマンスができるはずだったとコメント。1月の補強も要らないだろうと見解を述べた。 「ユナイテッドを観ていて、選手たちが今よりも優れていると思わない人はいない。彼らは14位よりは良いし、おそらく6位よりは良い」 「ユナイテッドは何度もこのような状況に陥った。ピッチ上の選手全員に疑問を抱き始める。監督がやって来て選手たちから良い反応を引き出せるようになれば、誰を残すかを決め始めることができる」 「1月の移籍期間については何も変えないつもりだ。新監督はこれらの選手たちと一緒に仕事をするべきだ」
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