8月の急落時もNISA買い越し 日証協分析「個人は冷静」
東京株式市場で8月上旬に株価が急落した際、少額投資非課税制度(NISA)の利用者は株式を大幅に買い越していたことが18日、日本証券業協会の集計で分かった。日証協は荒い相場にも「個人はおおむね冷静だった」と分析している。 日経平均株価は8月2日、前日比2216円急落。週明けの5日には過去最大の下げ幅となる4451円安、6日は3217円の急上昇と激しい値動きを見せた。 日証協がまとめた証券会社9社のデータによると、この3営業日でNISA利用者は、ETFやREITを含む上場株式を計1948億円買い付けた。売却は計862億円にとどまった。投資信託の売買も同様の傾向だった。