進路が決まらない!そんな時に、高校生と保護者がやるべきこと【体験談あり】
【高2:仮決めしたが、迷っている】 高校2年生の悩みを見ると、「決めたが自分に合っているか自信がない」という項目が2位に挙がっています。 2年生になると、「志望大は何となく決まっている」という声が増えてきます。 ただ、「今の学力だと合格は難しいかも……」「周りに言われて何となく志望大・学部を決めたけれどこれでいいのかな?」など、意志を固めきれていない場合が多いようです。
【高3:学力ギャップや進学後の将来に不安】 高校3年生になると、「入試科目に苦手科目がある」という現実的な悩みが上位にランクインしてきます。 一方で、現実的に進路を決めて受験勉強に取り組む中で「本当にこの進路で大丈夫かな?」と、将来のことを考えて迷いを感じるケースも多いようです。 ※2022年9月に行った「高校1年生~3年生のかたを対象にしたアンケート」(275人回答)に寄せられた回答をもとに作成。
進路の種類とそれぞれの特徴
進路を決めるには、まずはどのような進路があるか、どんな選択肢があるかを知ることが重要です。高校卒業後、多くの人は以下に挙げる3つのうちいずれかの進路を選んでいます。 まだ進路に対して具体的に考えられないようなら、保護者のかたは「卒業したらどんなふうに過ごしたい?」などと話しながら、一緒に少しずつ卒業後のイメージを固めていきましょう。 【大学・短大】 大学では4年間(医・歯・薬学部は6年間)、短大では2年または3年間通学し、専門知識や一般教養を学びます。 大学卒業後、さらに学びたい場合は大学院に進学します。 どの大学・学部に進むか、と悩むかたが非常に多いでしょう。近年では、学部・学科ではない大きな括りで入学して、教養科目・基礎科目を学びながら、専門分野を選択できる制度がある大学も増えています。 【専門学校】 将来の目標や目指したい職業が明確なら、専門学校に進学して特定分野の知識・技術を身に付けるのも一つです。 学ぶ期間は2~4年間で、分野によっては資格取得を目的とする課程・コースなどもあります。 【就職】 高校卒業後にすぐ就職する道を選ぶケースもあります。 採用の条件に大学卒業以上と定めている企業もあるため、希望によって就職先が限られる場合もありますが、「実務に早く就いて経験を積める」「収入が得られる」といった大きなメリットがあります。 以下では、特に大学進学を検討しているかたに向けて、進路・志望大を具体的に検討するためのヒントをお伝えします。