「スマホのバッテリーを充電しながら使う」のは本当に危険なのか?
高熱になったバッテリーは爆発や発火の危険性も高まります。つまり本体が極端に高熱になった場合は「危険」。充電しながらスマホを使う場合でも、スマホの上から毛布や布団をかけるといったことは避けましょう。 なお爆発や発火をしないとしても、高熱になったバッテリーは膨張して容量や持ちが悪くなる場合があります。 本体温度が50℃のバッテリー及びスマホで動画を連続再生し、なおかつ上から布団をかけるといった使い方はやはり避けましょう。逆に言えば空調が効いた部屋で安全にバッテリーを充電しつつ、アプリがバックグラウンド更新される程度であれば大きな危険性はないでしょう。 ■モバイルバッテリーの充電と発火リスクにも注意 余談ですが、スマホを充電する場合には「ついでにモバイルバッテリーも充電する」ケースが多いのではないでしょうか。 東京消防庁によると、令和4年のリチウムイオン電池の発火事故の原因としてもっとも多かったのは「モバイルバッテリー」。スマホからの発火に対して、倍以上の出火件数があったと見られます。 前述の通り、スマホのバッテリーは過充電保護機能が充実してきています。従来と比較すると、国内で流通しているスマホの安全性は高まっていると言えるでしょう。一方でモバイルバッテリーは保護機能が十分ではない輸入品などが、まだまだ市場に出回っているのも事実です。 『スマホの充電が安全である』としても『モバイルバッテリーの充電が安全である』とは限らないため、モバイルバッテリーにも注意してください。モバイルバッテリーの発熱が異常だと感じた場合、使用を中断することもおすすめします。
適切な充電の方法と注意点
スマホを「充電しながら使うのが危険」とお考えの方は、基本的に「バッテリーを長持ちさせたい」ケースが多いのではないでしょうか。 前述の通り「スマホを充電しながら使う」のは、過度に発熱しやすい状況での利用でない限り、大きな危険性はありません。とはいえ、充電方法に気を配ることでバッテリーが長持ちしやすくなることもまた事実です。 最後に、参考までにスマホの適切な充電方法と注意点をいくつかまとめました。ぜひ参考にしてください。