西武は痛恨走塁ミスでサヨナラならずも解説陣からは“気の毒”の声 真中氏「長谷川選手はもうやむを得ない」
◆ 「選手の気持ちからしたら……」 西武は26日、本拠地開催となった県営大宮での一戦に2-2で引き分け。先発の武内夏暉が8回途中2失点の力投も、打線が散発4安打2得点に抑え込まれるなどあと一本が出ず、5月30日以来の連勝はお預けとなった。 【動画】武内&リリーフ奮闘もあと一本が出ず……/6月27日:西武戦-日本ハム戦ハイライト 2回に追いついて以降沈黙した西武打線だったが、延長の10回には走塁で痛いミスがあった。四球に犠打、さらには敬遠などで二死一・二塁のチャンスを作ると、ここで打席に立った滝澤夏央が前進守備の左前に落ちる安打を放つ。 ここで二塁走者長谷川信哉は三塁から一気に本塁を狙うも、左翼手の処理を見た三塁コーチャーの阿部真宏内野守備コーチが長谷川が三塁を蹴った直後に腕を回すのをやめてストップをかける。長谷川は咄嗟のサイン変更になんとか対応したが、戻り切れずベース手前で無念のタッチアウトとなった。 勝利まで残り数10メートルからのミスに、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した坂口智隆氏は「まずランナーはもう帰るつもりで行っていると思うんですよ」と自身の経験を踏まえて解説した。 続けて同場面を見ながら「選手の気持ちからしたらもう少し早く止めて欲しいのかなっていう感じは……。しっかりここ(三塁手前)で止まっているので。長谷川選手はちょっと気の毒だったかなと思います」と語り、懸命に走った長谷川をフォロー。 これには同じく番組MCを務めた真中満氏も「俺もそう思うんだけど」と同意すると、続けて「やっぱり回る前に“ベースに止まっとけ”というね、ベースにいろという指示があった方が止まりやすいのかな」と反省点を提示。 「あの辺のレフトの判断は難しいんですよね」と打球判断の難しさも強調しつつ、「長谷川選手はもうやむを得ないと思うんですけど、コーチャーがもう少し早く止められたらっていうとこかな」と語り、次戦に向けた対処策を授けて締めくくった。 ☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
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