運賃箱を廃止する高速バスも…東海エリアの新紙幣への対応状況は?
大半のバスで運賃箱の運用を廃止
各社が新紙幣への対応を進めるなか、思い切った決断をした会社もありました。名古屋に本社を置く『ジェイアール東海バス』。90台の高速バスを保有する会社で、今月から大半のバスで運賃箱の運用を廃止しました。
その理由を『ジェイアール東海バス』の深澤敬義さんは、「機器のセンサー部分の取り換えとかで、1台あたり十数万円程度の費用はかかると考えています」と話します。
運賃箱が設置されている高速バスは80台。すべて新紙幣対応にする場合、約1000万円の費用が必要になります。現在、現金支払いの乗客は1割以下。キャッシュレス支払いが大半になっており、新紙幣発行のタイミングで運用を見直したのだそう。
深澤さんは今後の対応について、「引き続き現金でのお支払いを希望する客については、おつりを現金で乗務員から手渡しするという形で今まで通りしっかり対応したい」と話しました。