今季八村は3ポイント成功率4割超えをマーク[写真]=Getty Images

　6月25日（現地時間24日、日付は以下同）。ロサンゼルス・レイカーズは、球団史上29人目のヘッドコーチ（HC）へ就任したJJ・レディックの入団会見を行なった。 　会場にはレイカーズのバスケットボール運営部バイス・プレジデント兼ゼネラルマネージャー（GM）のロブ・ペリンカも登場し、両者が記者からの質問に応じていった。 　会見の終盤。記者から「ロスターがまだ定まっていないなか、コート上で八村塁の強みをどのようにして生かしていきたいか。そしてまだ正式に発表されていませんが、彼はおそらく日本代表チームとしてパリオリンピックでプレーします。そうなった場合、塁へのプランにどう影響しますか？」という質問に。 　するとペリンカGMは「我々は今朝、塁と話す機会がありました。練習施設にいました。私はJJが彼をコーチすることがすごく楽しみです。彼はオリンピックについて考えているので、近々発表することになるでしょう。それがいいニュースになるといいですね。彼は最高の夏を送ることになるでしょう」と返答。 　その後レディック新HCが26歳の日本人フォワードについてこう口にしていた。 「彼は昨年、素晴らしい１年を送ったと思っています。私はこのチームにいる若手たちを助けることを楽しみにしています。週末、オースティン（リーブス）、塁といい話ができました。このチームで私が彼（八村）に期待するのはもっと3ポイントシュートを打つことです。それとオフェンシブ・リバウンドです。彼は我々のシステムを理解していくことで、エリートなオフェンシブ・リバウンダーになれると見ています。あと塁なら優れたカッティングをする選手になれると思います」 　レイカーズ在籍2年目の今シーズン。八村は68試合の出場で平均26.9分13.6得点4.3リバウンド1.2アシストにフィールドゴール成功率53.7パーセント、3ポイントシュート成功率42.2パーセントを記録。 　シーズン中盤の今年2月4日のニューヨーク・ニックス戦からスターターに定着し、先発出場した計39試合では平均30.1分15.4得点4.8リバウンド1.3アシストに加え、フィールドゴール成功率57.5パーセント、3ポイント成功率43.9パーセントとその数字を伸ばしていた。 　もっとも、3ポイントの平均試投数はチーム5位の3.4本にすぎず、実質チームトップの成功率を残していたことから、レディックは八村へもっと3ポイントを繰り出してほしいと期待しているのだろう。 　また、開催まで約1カ月に迫ったパリオリンピックへ出場するかどうかについては、すでにペリンカGMと話している状況のため、近いうちに正式発表されることになりそうだ。