アクセスは徒歩のみ! 全国の山中名湯ガイド~北海道・東北・関東編~
煙草屋旅館
お待ちかねの露天風呂でさぁ乾杯。 屋号に「旅館」とあるが、歩いてしか行けない完全予約制の「山小屋」。湯治客ご用達の雰囲気ある内風呂ふたつ、夕焼けや満天の星空を望む露天風呂ひとつに、それぞれ違う源泉が引かれたまさに温泉パラダイス。ちなみに「たばこ」も売ってないそうです! <歩行時間> 約1時間40分。 <料金> おとな1泊2食付き円10、000、テント泊1人円2、000、日帰り入浴円1、000。 <注意点> 今年は日帰り入浴は11~15時30分まで(季節により変動)、営業は11月下旬まで。宿泊は完全予約制。 <泉質> 単純泉。 <問い合わせ> 煙草屋旅館 TEL。090-8589-2048。
【栃木県/鬼怒沼】日光澤温泉
日光縦走で立ち寄りたい名湯。 日光国立公園内の奥鬼怒温泉郷にある4つの施設のひとつのうち、もっともひなびて情緒あふれるのが「日光澤温泉」だ。乳白色や無色透明な泉質の異なるお湯が露天風呂と内風呂それぞれに引かれ、宿泊者は24時間利用が可能。ハイキングとして遊歩道の先にある天空の湿原・鬼怒沼が気軽だが、「金精峠から根名草山を踏み、いったんうちに下りて、鬼怒沼経由で大清水や尾瀬に抜けるなど縦走がおすすめです」とご主人。登山好きが通う山小屋として親しまれている。
DATA
<アクセス> 東武鬼怒川温泉駅から日光市営バスに乗り女夫渕バス停で下車。奥鬼怒遊歩道で約1時間30分。 <歩行時間> 約1時間30分。 <料金> おとな1泊2食付き円8、800~+入湯税¥150(土曜・連休)、日帰り入浴円500。 <注意点> 日帰り入浴の時間は9~15時まで。通年営業。 <泉質> ナトリウム塩化炭酸水素塩泉など。 <問い合わせ> 日光澤温泉 TEL。0288-96-0316。
【東京都/雲取山】三条の湯
古くから親しまれてきた鉱泉。 日本百名山のひとつ、東京都最高峰の雲取山の中腹部に、美肌の湯として有名な「三条の湯」がある。今年で創業70年を迎えるこの宿に引かれた鉱泉は、古くは切り傷や胃腸病、神経痛などに効果がある水として長年にわたって地元民に親しまれてきたもの。現在も弱い硫黄の匂いやツルツルとした泉質が雲取山や飛竜山へ向かう登山者に好評で、下山途中に立ち寄る人も少なくない。沢のせせらぎに耳を傾けながらの入浴は格別だ。 <アクセス> JR奥多摩駅から西東京バス丹波行きに乗り「お祭」」下車。徒歩約3時間30分。 <歩行時間> 約3時間30分。 <料金> おとな1泊2食付き円8、300、日帰り入浴円600。 <注意点> 温泉の利用は12時ごろから20時30分まで、1度の入浴は3~4名。通年営業、完全予約制。 <泉質> 単純硫黄冷鉱泉。 <問い合わせ> 丹波山観光 TEL。0428-88-0616。