豊田自動織機のサプライチェーン企業は5,319社 派生する売上高1兆2,621億円、うち7割が「愛知県」に
業種別の分析 ―「製造業」がサプライチェーンの6割を占める
サプライチェーン企業を業種別に見ると「製造業」が最も多く3,030社(構成比57.0%)、派生する売上高は推計9,105億円となっている。 業種をより細かく見ると、社数では「自動車部分品・付属品製造業」が211社と最多。他にも「金型・同部分品・付属品製造業」や「金属プレス製品製造業」「電気機械器具卸売業」など、製造にかかわる業種が上位を占めた。また、資材や部品を運搬する「一般貨物自動車運送事業」や「受託開発ソフトウェア業」など周辺業種も多いことが分かった。
まとめ
豊田自動織機は、1月30日に国土交通省の立ち入り検査を受けるなど、事態の終息には相応の時間が掛かる見込みだ。トヨタグループとしては、昨年12月のダイハツ工業に続く不正発覚。豊田章男会長がグループビジョンの発表を前倒しで行い、体制の立て直しを急ぐこととなった。 なお、帝国データバンクの推計では、トヨタグループ17社を頂点とするサプライチェーン企業は国内に93,030社、派生する売上高は23兆8,776億円に上る。