資生堂が下方修正、前年から純利益7割減に 中国で不振
(決算情報を追加しました) Nobuhiro Kubo [東京 7日 ロイター] - 資生堂は7日、2024年12月期の連結業績予想(国際会計基準)を下方修正し、純利益を従来の220億円から前年比72.4%減の60億円に引き下げた。節約志向が高まる中国で販売が低迷、アジアで中国人旅行者の消費が落ち込んでいることが響く。IBESがまとめたアナリスト13人の予測平均値204億円を下回った。 期末配当は1株30円とする従来予想を据え置いた。今後の状況を注視し精査するとしている。通期の想定為替レートは1ドル=135円から150円に、1ユーロ=145円から162円に、1人民元=19.5円から21円に見直した。 併せて発表した1─9月期業績は、純利益が前年同期比96.3%減の7億5000万円だった。