保育実習中に「地震と火災」、中学生が園児ら覆って守る 京都府舞鶴市で合同防災訓練
京都府舞鶴市の青葉中(同市行永)が、倉梯幼稚園、さくらこども園(同市七条中町)と合同で防災訓練を行った。中学3年の32人が家庭科の保育実習で倉梯幼稚園の園児たちと交流。それに合わせて、地震と火災が起きた想定で取り組んだ。 合同訓練は18日に倉梯幼稚園であった。地震を知らせる放送で、園児たちは机の下に隠れたり、部屋の中心に集まり頭を抱えて丸くなったりした。中学生が、園児らを覆うような姿勢で守っていた。 その後に避難の指示があり、口元を隠し、中学生と手をつないですばやく移動した。中学生が園児に「並んで」と声をかけ合う姿も見られた。3年の竹越希さん(15)は「(訓練は)実際に現場に行かないと分からないことがあった。園児さんたちと触れ合えて良かった」と話した。 倉梯幼稚園は月に1回、避難訓練をしている。この日は市東消防署の署員も訪れ、火遊びや火事の注意と避難について園児たちに話した。