西川のりお、松本人志問題に「モヤっと」するワケ 島田紳助さん引き合いに「全部中途半端」
たむらけんじとの会話も明かす
ベテラン漫才コンビ、西川のりお・上方よしおの西川のりおが28日、ABCラジオ『ますだおかだ増田のラジオハンター』(木曜正午)に出演。性加害疑惑を報じた週刊文春の記事をめぐり、ダウンタウン・松本人志が発行元の文芸春秋などに5億5000万円の損害賠償と訂正記事を求めた訴訟で、訴えを取り下げたことについてコメントした。 【写真】松本からの被害を実名“顔出し”で告白した元女性タレント のりおは、松本の文春報道で名前が出たたむらけんじと、27日に大阪・なんばグランド花月から車で帰宅する際に話をしたと告白。「“師匠!師匠!”って声掛かんのよ。誰かと思って見たら、たむけんなんや。“お前、(日本に)帰って来てるらしいな”、“そうですねん”って」と言い、「“オレ、正直言うて例の松本のことでコメント入れてるけど、お前分かるか? オレの言うてる意味が”言うたら、急に顔色がパッと変わったんよ、あいつ」と明かした。 一貫して松本に厳しい見解を示してきたのりおは「“オレ、お前のことも言うたよ”と。“世間から照らし合わしたら、お前とは親しいけどな、オレ正しい事しか言われへんから。この世間の事情分かってくれ”言うたら、急に“師匠、またいっぺんゆっくり”(って)」と話しづらそうにしていたとした。 「“おお、飯でも食おうや”言うたら、“はあ”言うから。“お前もいろいろ事情あるかも分かれへんけどな”言うたら、“師匠、またゆっくり話聞いてください”って行きよったけどな。あいつも言葉にできへんつらいとこがあんのかも分かれへんけど。そのことに対して、“そうですねん”って言えへんいうことは、あいつも意見言うてるからやね」と振り返った。 松本の提訴取り下げについては「僕の中の総括した気持ちとしては、僕が感じてるのはモヤっとしてるのよね。モヤモヤっとしてんのよ」と話した。テレビに出る人間を自身も含めて「公人」とする私見を述べ、「(テレビに)出る前に公で今回の説明をして、今まで出てた既存の番組に戻った方がええんちゃうかと」とした。 「それをしないというのを書面(コメント)だけで(代理人が伝えたが)、これから顔を出すのに書面で終わらすというのは、同業者として、後輩とか先輩を抜きにして……。例えば『探偵!ナイトスクープ』(ABC)出て“局長です”言うなら、その前に一言きちっとやった方がきれいに行くけど、どうもそれをしないというのは、僕はスキッとしないというか」と発言した。 メインパーソナリティーのますだおかだ・増田英彦は「戻って来るとか、出るってことはマスコミが勝手に言うてるだけであって。“これから復帰します。戻ります”とかは、まだ(正式には)出てないことですから」と指摘。のりおが「戻らんかったら、取り下げる必要ないと思うのよ。徹底して闘ったらええと思うのよ。取り下げたいうことは、あちこちから聞くけど、“お笑いがしたい。戻りたい”いうのは本人が言うてるみたいなのよね」と返すと、増田は「それも伝聞レベルじゃないですか。実際はどうか分かりませんしね」と冷静に話した。 のりおは「全部中途半端なのはね、取り下げたのもおかしいのよ。僕がモヤっとしてるのもそこなのよ」とコメント。2011年に引退した島田紳助さんに触れ、松本は紳助さんを尊敬し、紳助さんも松本が好きと説明。「やめて行く時もあいつは(会見して)節目つけたわけよ」といい、「寂しいのはここなんよ。(松本が)紳助を見てたら、出てきて、極端な言い方して、芸能界をやめるにせよ、続けるにせよ、僕は一言あってしかるべきと思うのよ」とした。 これに対し、増田は「そのタイミングをいつにするかっていうのは本人の自由ですもんね。事務所との相談もあるでしょうし。いつ発表するのかっていう。発表しないのかもしれませんし」と見解を披露。のりおは「でもね、世間の声って、世間を相手にするから気しないとダメなんでね。(さまぁ~ず)三村とオズワルドの伊藤が“おかえりなさい”って言うたわけよね。“良かった、良かった”言うたわけよね。そのとき炎上した。“何が良かったや”と。世間一般の声みたいなのが上がったわけよ。“何を無責任に言うてんねん”みたいな」とネットの一部反応に言及。 のりおが「この問題は芸能界の問題やけど、“世論”になってもうてる」と話すと、増田は「いろんな可能性でしゃべられてしまうけれども、整理されてないわけですから。ここでいろんな話をしてもっていうことになりますよね」とした。のりおは「どっかできちっとした方がええような気がすんのよ。何にせよ、彼もどういう動きするにせよ、一区切りつけんとね」と再び力を込めた。
ENCOUNT編集部