【POG】アルマデオロは武豊で11・10京都で初陣 兄はキタサンブラック(栗東発)
競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。 【馬体診断】ダービー馬は直行ローテ!菊花賞の有力馬評価は!? 12日の紫菊賞ではビップデイジー(牝、松下)が無傷2連勝を飾った。6頭立てだったこともあり、道中は中団の外めをスムーズに追走し、メンバー最速の上がり3F33秒3の末脚で手応え通りに突き抜けた。師は「ペースが遅くて道中は掛かっていましたが、直線はいい切れ味でした」と愛馬を褒めたたえた。放牧を挟んで、次走は阪神JF(12月8日・京都、芝1600m)を予定。「G1のマイル戦ならペースが流れると思うし、レースはしやすいと思いますので」と抱負を語った。 13日のもみじSはリリーフィールド(牝、小崎)が3番手追走から4角で先頭に立って、そのまま押し切った。5日のりんどう賞を競走除外となったが、陣営が馬体をチェックして問題がないことを確認をしたうえで出走にゴーサイン。2勝目を挙げて、オープンVを飾った。師は「ゲートでごねたけど、道中は折り合いがついていたし、自分から動いて突き放しました。思った以上に内容があるレースでした」と勝ちっぷりを評価した。放牧を挟んで、次走は阪神JFを予定。「センスがいい馬。1600mはこなしてほしい」と距離克服を課題に挙げた。 14日のプラタナス賞はメルキオル(牡、松永幹)が逃げて5馬身差V。大差で逃げ切った未勝利戦に続く圧勝劇で連勝を飾った。師は「鞍上も話していましたが、一戦ごとにレースを覚えてきた感じです」と成長ぶりに目を細めた。レース後は放牧へ。次走は未定だが、フォーエバーヤングのように海外で活躍する可能性もあると思われ、非常に楽しみな逸材だ。 今回の注目新馬はキタサンブラック、シュガークンの弟アルマデオロ(牡、清水久、父レイデオロ、母シュガーハート)。シュガークンも担当する宮本助手は「兄同様におとなしくて扱いやすいですし、乗り味もいいですね。16日に栗東坂路で4F53秒5-12秒5。デビューはもう少し先の予定ですが、ここまでは何の心配もなく、順調に来ています」と現状を伝えた。このまま順調にいけば、デビュー戦は11月10日の京都芝2000m。鞍上は武豊Jの予定。(馬サブロー栗東支局・塩手)