エヌビディアの次に株価を牽引するのは「AIソフト銘柄」か
エヌビディアなどAI半導体に続き、AIソフトウェア銘柄の株価も上昇。米国株上昇の「次なる牽引役」になる可能性がある(写真:ブルームバーグ)
8月、9月と、ISM(全米供給管理協会)景気指数と雇用統計が発表される月初の週は、景気への懸念から米国株が調整した。10月もそのパターンになるかとみえたが、強い経済指標の発表が相次いで、足元で進む景気減速のペースに対する市場の懸念はほとんど払拭されたとみられる。 これを受けてアメリカ10年国債利回りは4%台へ上昇となったが、それでもS&P500指数は最高値を更新した。イランがイスラエルに180発以上の弾道ミサイルを発射して、イスラエルがこれに対する報復攻撃を明言している中でのことだ。さらに言えば、11月5日に投票日が迫ったアメリカ大統領選挙では、引き続き接戦が続いて不透明感が残る中でのことだ(最新の ドル円相場はこちら です)。 比較的高めのバリュエーションにあることから、アメリカ株式市場は年内横ばい圏のモミ合いと予想しているものの、市場の上昇圧力は想定以上に強いと言わざるを得ない。
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榮 聡