トランプ相場に一服感、エヌビディア決算次第で波乱展開も
市場の関心は11月20日の半導体大手エヌビディアの決算発表に集まっている。写真はジェンスン・フアンCEO(写真:ブルームバーグ)
11月15日の東京株式市場は、前日までの3日続落で日経平均株価が1000円近く下落していたことへの反動や円安進行を好感し、買い先行のスタート。一時、3万9000円台を回復する場面があったものの、買い一巡後は戻り売りも出て、終値は前日比107円21銭高の3万8642円91銭と4日ぶりに反発したものの、上昇幅を大きく縮小した。 来週(18~22日)の東京株式市場は、アメリカ株式市場でのトランプトレードに一服感が出ていることや、国内企業の4~9月期決算発表の一巡により、手がかり材料難で方向感に乏しい展開となりそうだ。 市場の関心は20日のアメリカ半導体大手エヌビディアの決算発表に集まりそう。国内の半導体関連銘柄への影響次第で全体相場が波乱展開となる可能性もある。来週の日経平均の想定レンジは3万8000~3万9400円とする。
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冨田 康夫