タマゴ型デバイスで未来を体験 万博電力館の概要発表
電気事業連合会は3日、大阪市内で大阪・関西万博の展示概要を発表、「電力館 可能性のタマゴたち」の岡田康伸館長は「ワクワク、ドキドキ感を持って帰ってもらいたい」と子どもの来場に期待を寄せた。 電事連のパビリオンのテーマは「エネルギーの可能性で未来を切り開き、いのち輝く社会の実現へ」がテーマ。 電力館の形状はボロノイ構造と呼ばれる様々な形の平面を組み合わせた幾何学模様のタマゴ型で2階建ての外観が特徴。高さは最高で17・44メートル。 来館者はパビリオンに入ると、様々な色に光る「タマゴ型デバイス」から好きなタマゴをひとつ選び、首にかけて館内を回る。タマゴと映像・空間の連動による様々な色に光ったり、振動したり約50パターン程度のふるまいが体験できる。タマゴ型デバイスは直径約10センチ、高さ約13センチ、重さ約310グラム。 館内ではタマゴ型デバイスを使って、反発し合う2つの原子核をうまく融合できたときに膨大なエネルギーが生まれる「核融合の原理」を体感できるほか、ゲームを通じて様々な物へ無線で給電される便利な未来を体験できる。 岡田館長は子どもたちに、エネルギーの可能性を見つけ、新たな発見と驚きを体感して欲しいと語り、1日2000個のタマゴを用意するという。 同日、パビリオンのスタッフのユニフォームも発表された。
電波新聞社報道本部