北アルプス風吹岳の標高1400m付近で雪崩 バックカントリースキーに訪れた10人巻き込まれる ヘリで2人救助 8人自力で脱出
3月2日正午前、長野県小谷村の北アルプス風吹岳付近で雪崩が起き、バックカントリースキーに訪れていた10人が巻き込まれました。
午前11時半ごろ、北アルプス・風吹岳の東側にある南俣沢の標高1400m付近で雪崩が発生。 「複数のパーティーが巻き込まれた」と遭難した人から警察に通報がありました。
約2時間後に長野県警のヘリが現場から男性2人を救助して松本市内の病院に搬送しました。搬送した際は2人とも意識はあり命に別条は無いと見られています。 残る8人は自力で脱出し下山したということです。
警察はバックカントリーに訪れていた2つのパーティーのあわせて10人が雪崩に巻き込まれたとみています。 北アルプス周辺は1日夜から2日明け方にかけ新雪が積もり、表層雪崩が起きやすい状態でした。 2日午後には隣の白馬村でもバックカントリー中と見られる遭難があり1人がけがをして救助されています。