日本の賃金は労働生産性に比べて「上がりすぎている」
物価の上昇がさかんに伝えられています。一方で賃金は物価ほど上昇していません。どう考えるべきでしょうか(写真:ペイレスイメージズ 2/PIXTA)
日本では食料品などの物価が上昇するなか、賃金が物価ほど上昇せず、実質賃金が減少している。 毎月勤労統計によれば、9月の名目賃金は前年比2.2%増加したが、物価上昇分を差し引いた実質賃金は同1.2%の減少となった。実質賃金の前年比減少は4月以降、6カ月連続だ。 実質賃金の減少は消費マインドを落ち込ませ、景気にとってマイナスであることはいうまでもない。そのため、政府や日本銀行は賃上げの必要性を唱えている。 だが、生産性に比べて賃金は上がりすぎているというのも事実だ。
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