【ボートレース宮島】辻栄蔵が破格の前検タイムを叩き出す
ボートレース宮島の、地元の有力戦士が集う毎年恒例のお盆開催「第54回スポーツニッポン杯」が15日開幕する。 前検一番時計をマークしたのは、優勝候補の一角である辻栄蔵。全体的に前検タイムは6秒80台や70台後半が目立つ中、辻が叩き出した前検タイムは6秒70と破格の数字。手にした69号機はこれまで優勝歴こそないものの、直近のレースでは直線系の仕上がりが目立っており、このタイムにも納得がいく。今後、辻の調整力でさらに進化を遂げる可能性があり、要チェックだ。 6秒74と辻に次ぐ2番手のタイムをマークしたのは新人の津田陸翔。前検の気配も良好で、好走に期待がかかる。 前検の動きで目立ったのは木山和幸。前節に田中信一郎が乗っていた53号機を駆り、試運転では外マイから力強く前に出る出足が見られた。スタート特訓では、通算3000勝を達成して地元に凱旋した西島義則や、優勝筆頭候補の山口剛の行き足が軽快。一方で大注目の28号機を手にしたのは岩井繁。今大会から新ペラに交換されたが、前検のスタート特訓ではスリット通過時の加速感が健在。あとは本番でどこまで本領を発揮できるか注目だ。
マクール