BASF、2024-2025年の 自動車のカラートレンド予測を発表: コレクションのテーマは「ROUTING」(最適な経路選択)
カラートレンドの特徴
BASFコーティングス事業部のデザイナーたちは毎年、産業、ファッション、消費者製品、自然、テクノロジーなどの幅広い分野で将来のトレンドを研究し、表面、テクスチャーや色域の開発の基礎としている。この研究内容は、BASFの自動車業界の顧客と共有され、将来の量産計画を後押しとなっている。
1.新しいレッド-よりダークで青みがかったレッドや、パープルへ変化する特徴的なカラー 特に興味深いのはレッドの色域で、新しいレッドは、強い色調のパープルまで広がりを見せる。 2.ダークな無彩色- エネルギッシュなエフェクトブラック ダークカラーの色域は、強いエフェクトによって躍動感にあふれ、ブラックはさまざまな色相へ広がり、ソリッドブラックから離れてダイナミックさを増していく。 3.メタリックカラー- 革新的技術の採用 メタリックのハイライトは新しいデザインの可能性を示している。表面の見え方は、カラーデザインにおいてますます重要な要素となっており、滑らかなメタリックの質感は、特に強いエフェクトによって際立ち、新たな輝きを与える。 4.パステルカラー- 自動車カラーの色域拡大 明るいパステルカラーは、トレンドをリードする要素であり続けるが、パステルカラーの色域は多様化し、すでに市場には、ベージュやライトグリーンの色域、そして珍しい中間色も見られる。 5.サステナビリティ-多様な手法の選択 ROUTINGカラーコレクションは、サステナビリティに対するさまざまな手法を示しており、再生可能な材料やリサイクル材料の使用、顔料を使わずエフェクトを発現するバイオベース材料が活用されている。 6.機能性 – 見えるものを越えて デザイン性と機能性を両立するために、 コレクションの全てのカラーは、センサーベースの先進運転支援システム(RadarとLiDAR)への適合性が測定されている。
EMEA 地域のキーカラー HARBINGER’S INK(ハービンジャーズインク)
欧州・中東・アフリカ(EMEA)では、天然資源は有限であるという認識に基づく力強いキーカラーとして、設定された。これまでにないユニークな輝きを放つこの強い色調のブラックは、カーボンネガティブと再生可能な材料、さらに生分解性顔料によって、そのサステナビリティを高めている。 「HARBINGER’S INKは、環境に対する責任を自動車デザインに取り入れることの重要性を象徴するカラーです。自動車に欠かせない基本色をサステナビリティのコンセプトに直接結びつけています。」と、グートヤール氏は述べている。
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