紀州のドンファンが“結婚式”夢見るも… 「私と社長の関係をさらしたくない」猛反発した55歳下妻の“言い分”
「結婚式なんてやるなら、離婚するから!」
「人前でなんて、私と社長の関係をさらしたくないの。絶対に嫌……」 見事にはっきりと断られ、3月24日の結婚式は、お流れになってしまったのです。 ボンと渡された100万円の札束 サエちゃんが初めて和歌山に来たとき、ドン・ファンはいきなり「はい、これはお小遣いね」と言って100万円の札束をボンと渡しました。パパ活セックスをしてくれるほかの子には10万円しか渡さないのに、ケタが一つ違います。 「ありがとう」 サエちゃんはすぐさま、その札束をバッグにしまいました。 家政婦の私には、日当1万円プラス交通費、私に帰ってもらいたくないからと帰りの交通費を渋って、くれないことも多々ありました。たまには、いくらかボーナスをくれても良さそうなものなのに、昨日や今日会った小娘にいきなり100万円を渡しているのを見て、良い気分はしませんでした。 ドン・ファンとパパ活をし、入籍までしたのは、報道されているとおり、お金目当てだったのでしょうか? セックスフレンドでは1回のデートに10万円支給が限界、結婚すれば会わなくても、セックスをしなくても100万円が自動的に手に入る。こんな楽なことはない。あくまで私の推測にすぎませんが、そう考えていたのかもしれません。もちろん、本当の気持ちはサエちゃんにしか分かりませんが……。 あるとき、結婚早々、「和歌山に来ないなら離婚だ!」とドン・ファンが騒ぎ立て、サエちゃんが無理やり東京から連れ戻されたことがありました。すると、ドン・ファンが席をはずしたタイミングで、サエちゃんは私にボソッとこのようなニュアンスのことを漏らしました。 「社長が死んだら、私、お金もらえるんですかね?」 パパ活のセックスフレンドでいる限り、遺産を相続することはできません。1カ月100万円のお小遣いをくれると約束してくれたとしても、ドン・ファンが亡くなった瞬間、お小遣いの支給はたちまちストップします。しかし、籍を入れた配偶者となると、話はまったく別です。妻には遺産相続の権利がありますから、総額50億円とも言われる莫大な財産のうち、かなりの額を手にすることができます。 「結婚して奥さんなんだから、そりゃお金もらえるんじゃない?」 まさか、このときの会話が、のちの大騒動に発展しようとは……。当時の私は知る由もありませんでした。
木下純代