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自民党総裁の石破首相と立憲民主党の野田代表は11日、特別国会の召集にあたって国会内で会談し、与党過半数割れの状況下での国会運営について協議した。 石破首相は「先般の選挙結果を我々は謙虚に厳粛に受け止めなければいけない。引き続き我々が政権を担わせていただいたと仮定をして、野党の皆様の意見を誠実に謙虚に承りながら、国民の皆様方に見える形であらゆることの決定をしていきたい」と述べた。 野田代表は「熟議というものを重んじてもらいたい。一方的に与党で決めるのではなくそれぞれの政党、特に政治改革については政治のルールを決めることなので、多数であれば、それでいいだろうということではないと。それぞれの党と熟議を行うということと、見える化ということ。それが大事なのではないか」と述べた。 これに対し、石破首相も「私も全くその通りだと思う。これから先あらゆる党と誠実に向き合いながら、いずれにしても大事なのは、どうすれば国がきちんと平和であり、そして、国民生活が良くなっていくかということだ」と応じた。 また野田氏は政治資金規正法の改正など政治改革について「企業団体献金の廃止や政策活動費の廃止、政治資金の世襲の禁止など我々の党の考え方はまとめている。野党案を国会に提出して政治改革特別委員会で審議したい」と伝え、「最後は御党と我々が合意できるかどうか、党首会談して決着付けるべきだ」と伝えた。 これに対し石破首相は、持ち帰って検討する意向を伝えた。