W45の1500メートルで大会新 全日本マスターズ陸上、和歌山県田辺市の堀木さん
第45回全日本マスターズ陸上競技選手権2024京都大会(日本マスターズ陸上競技連合主催)がこのほど、京都市であり、和歌山県田辺市目良の堀木真由さん(46)が、W45(女子45~49歳)1500メートルで4分57秒49の大会新記録で優勝した。 【世界大会の代表メンバーに アルティメット競技、和歌山県古座川町職員の芝さんの記事はこちら】 これまでの大会記録は、2019年大会で東京都の選手が出した5分3秒61。堀木さんの今回の記録は、日本記録まであと3秒だった。堀木さんは「目標は『5分切り』だったので、これ以上ない結果。100点だと思う」と笑顔で話す。 愛媛県出身の堀木さんは、高校入学後に陸上競技を始めた。その後、大学や実業団の選手として活動。これまで全国規模の駅伝大会に何度も出場した経験を持つほか、田辺市の「南紀田辺UMEロードマラソン」や白浜町の「南紀日置川リバーサイドマラソン」でも上位入賞している。 現在は、子育てや介護の仕事をしながら、趣味で走り続けている。週6日、午前5時ごろから約1時間汗を流す。内容が単調にならないよう、コースやペースは日によって変える。中学3年生の長男や小学6年生の長女と一緒に走ることもあるという。 今年はトラック種目に挑戦してきた。9月上旬に日高川町の南山スポーツ公園陸上競技場であった記録会では、3000メートルを10分47秒96で走り、マスターズ県記録を更新している。20日に和歌山市の紀三井寺公園陸上競技場であるマスターズ秋季大会では5000メートルを走る予定。 「いまは子育てが一番(大切)」という堀木さんは「その時の環境に応じて、無理なく走り続けられたらいい」と話している。
紀伊民報