体験型シアターで深海から火星への旅 万博「三菱未来館」の概要発表
三菱グループ30社で構成の三菱大阪・関西万博総合委員会は24日、来年出展するパビリオン「三菱未来館」の概要を発表した。 発表会には委員会の野島嘉之委員長(三菱商事常務執行役員)、小美野一事務局長、メインコンテンツ制作の加藤友之監督(電通ライブ チーフ・クリエイティブディレクター)、同委員会大阪連絡委員会の早乙女実委員長(三菱UFG銀行副頭取)が出席。 展示スタイルは体験型シアターとし、一度に体験できる人数は100人程度。入館には事前予約が必要。展示テーマ「いのちの始まり、いのちの未来。」に沿って制作され、深海から火星まで約7500キロメートルの旅を、高さ9メートルの巨大LEDスクリーンに上映。加藤監督の説明によると映像時間は約8分半。 野島委員長は説明会で「グループ内の特定の企業やサービスを訴求しているのではない。普遍的なメッセージとして来場者に訴えたい」と語った。 小美野事務局長はイメージしているコンテンツの視聴対象年齢は10~15歳とし、「深海や宇宙の旅に没入して欲しい。エンタメ性あるコンテンツに仕上がっている」と強調。 同パビリオンは「いのち輝く地球を未来に繋(つな)ぐ」をコンセプトに建設中で、内装含め年内の完成予定。会期中120万~130万人の来場者を見込む。
電波新聞社報道本部