バングラデシュ、与党政権継続へ 総選挙に野党不参加、政情悪化か
【ニューデリー共同】バングラデシュで7日、議会(一院制、定数350)の総選挙の投票が始まった。即日開票される。主要野党のバングラデシュ民族主義党(BNP)が選挙をボイコットしたため、与党アワミ連盟(AL)政権の継続が確実な情勢だ。BNPはデモなどの実力行使に訴えており、政情が今後悪化する恐れがある。 ALを率いるハシナ首相は連続4期目(通算5期目)を目指す。ハシナ氏は都市鉄道や橋、港湾など大規模なインフラ整備を進め、高い経済成長を持続させてきた。経済運営で評価を集める一方、野党への弾圧を徹底する手法は強権的との批判が根強い。前回選挙で不正が指摘され、今回も公正さには疑問符が付く。