【プリンス関西プレーオフ】畝傍の谷口祐樹監督、初めてのプリンスプレーオフに「もう一つ二つ、相手のレベルが高い」
12月14日、高円宮杯 JFA U-18サッカーリーグ2024プリンスリーグ関西 プレーオフ(参入戦)がJ-GREEN堺で行われ、プリンス初昇格を目指す畝傍(奈良)が1回戦で関西学院(兵庫)と対戦。惜しくも0-2で敗れ決定戦進出を逃した。 【フォトギャラリー】関西学院 vs 畝傍 試合後、谷口祐樹監督は「初めてプリンス参入戦に来たので、どうなるかなと思っていましたが、みんな頑張ってくれました。選手は落ち着いて声を掛け合いながらやっていたんで、それは良かったんですけど、勝負というところではまだまだやっていかないといけないですね」と試合を振り返った。 昨年は新人戦で優勝するなど、着実に力を付けてきている畝傍。今年は県リーグを15勝1分2敗の勝点46で戦い抜き、奈良クラブユースに次ぐ2位でこのプレーオフに進出してきた。 しかしプリンス昇格は簡単ではなかった。「もう一つ二つ、相手のレベルが高いので、県リーグでは自分たちが主導権を握れることが多いので、そこの違いが大きかったですね」。指揮官も県リーグとの違いを実感していた。 畝傍は県内屈指の進学校ということもあり、3年生のほとんどは受験勉強のためインターハイ後に引退。それでも近年は、サッカーへの情熱も高まってきており、何人かは最後まで残る選手も出てきている。 「3年生がここまで2人残ってやってくれた。1年生も多いので、またこの冬にしっかりチームを作っていきたい。今年はインターハイ、選手権、今日と悔しい思いをしたので、しっかり振り返って次の新人戦に向けて戦えるチームを作っていきます」 この試合に出場したほとんどの選手が1、2年生。この試合の経験を糧に新生畝傍が新人戦に向けまた走り出す。 (文・写真=会田健司)