〈学生・新入社員〉投資信託「1万円だけ買う経験」がもたらす、すごいメリット3つ【経済評論家が解説】
メリット(3)投資を始めるタイミングを失わない!
将来、本格的に投資を始めるべきときが来ても、「実際に始めるのは手続きが面倒だろうから、時間に余裕があるときに始めよう」と考えて、結局いつまでも始めない人も多いようです。 あるいは、「株は暴落するかもしれないから怖い」などという心理が働くと、「今は忙しいから、時間に余裕ができたときに投資を始めよう」といった自分への言い訳を思いついてしまうかもしれません。 しかし、1万円の投資をすでに行なっているならば、その口座の残高を積み増せば良いだけなので、面倒な手続きは不要です。思い立ったときに抵抗感なく本格的な投資が始められるわけです。じつはこれも、若いときに1万円の投資信託を買っておくことの大きなメリットの一つだと筆者は思います。 ちなみに、大切な老後資金は投資信託の積立投資が良い、と筆者が考える理由は、銘柄分散と時間分散が容易にできるからなのですが、詳しくは拙稿 『「積み立て投資、20年継続した結果…」→むしろ、損するほうがレアケースかも。長期投資のスゴイ威力【経済評論家が解説】』 をご覧ください。 本稿は以上ですが、投資判断等は自己責任でお願いします。なお、本稿はわかりやすさを重視しているため、細部が厳密でない場合があります。 塚崎 公義 経済評論家
塚崎 公義