奥深き背番号の世界。独自のナンバーよ、出てこい!【川口和久のスクリューボール】
背番号は球団の期待
巨人・秋広の55は定着するか
プロ2年目、巨人の秋広優人が大田泰示の……、いや松井秀喜の55を継承した。王貞治さんのシーズン本塁打日本記録(巨人現役時代。当時)の本数であり、松井が着け続けたことで、巨人だけじゃなく他球団でもホームランバッターの番号になった。 背番号って面白いよね。単に背中に着いている数字と思う人もいるかもしれないけど、球団のその選手への期待度が分かったり、その選手の“顔”のようなものになったりする。選手も愛着を持ち、携帯番号や車のナンバーにすることも多いしね。 俺は広島入団時、34をもらった。金田正一さん(国鉄─巨人)が着けていた左腕エースの番号だ。俺的には巨人の星の主人公・星飛雄馬の16が欲しかったんだけど、着けているうちに愛着が出た。移籍した巨人では金田さんで永久欠番だったので、25にしたけど、この2つだけじゃなく、アマチュア時代から着けた、どの番号にも愛着があるよ。 今なら育成が3ケタもあるけど昔は・・・
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週刊ベースボール