阪神・小野寺、来季は「外野一本」 200万円ダウンの1500万円でサイン
阪神が19日、西宮市内の球団事務所で契約交渉を行った。小野寺は大卒6年目の来季、外野手として勝負を懸ける。 「外野一本。今まではいろんなポジションを練習して中途半端になってしまっている部分があった。一番うまい外野手を目指したい」 本職の外野以外に一塁、三塁を守れる器用さをアピールポイントにしてきたが、首脳陣に覚悟を伝えて秋季キャンプでも外野に専念した。5年目は左手首の靱帯(じんたい)損傷など故障にも苦しみ、25試合出場で打率・148。200万円ダウンの年俸1500万円で判を押した。 「何をしてもうまくいかなかった1年だった。いろんなことを試したが成績がついてこず、苦しかった。来年、後がない気持ちでやるしかない」 退路を断ち、森下、前川ら生きのいい若虎との定位置争いに臨む。(金額は推定)