聖夜の甘い夢、誰と食べる? 岐阜県内洋菓子店、クリスマスケーキ作りピーク
クリスマスを前に、岐阜県内の洋菓子店ではクリスマスケーキ作りがピークを迎えている。岐阜市茜部中島の洋菓子店「フランセヤノ」では23日、菓子職人らが朝からケーキの飾り付け作業に追われた。 同店では、アルバイトを含め約20人が作業し、たっぷりの生クリームが乗ったスポンジケーキにサンタクロースやヒイラギを手際よく飾り付けた。25日までに約2200個を用意する。今年は4号(直径12センチ)、5号(同15センチ)と小ぶりの注文が多いという。 原材料高の影響で、昨年に続きデコレーションケーキの値上げに踏み切った矢野貴章社長(72)は、天候不良による全国的なイチゴ不足を指摘し、「物価高で何もかもが値上げしているが、私たちは夢を売る商売。良いクリスマスを過ごしてもらえるよう頑張っていきたい」と話した。 (坂井萌香)
岐阜新聞社