【速報】石破首相 USスチール買収阻止で米政府に「安保上の懸念」の説明を要求…北朝鮮のミサイル発射に「重大な懸念」
石破首相は6日午後、三重県の伊勢神宮を参拝後、年頭の記者会見に臨み、アメリカのバイデン大統領が「国家安全保障上の懸念」を理由に、日本製鉄によるUSスチールの買収を禁止する命令を出したことについて、「日本の産業界から、今後の日米間の投資について懸念の声が上がっていることは残念ながら事実だ。このことは我々としても重く受け止めざるを得ない」と述べた。 その上で、「このような懸念があることを払拭することに向けた対応は、合衆国政府に強く求めたい。なぜ安全保障の懸念があるのかいうことについては、きちんと述べてもらわなければ、これから先の話にならない。いかに同盟国であろうとも、これから先の関係において、今申し上げた点は重要だ」とアメリカ政府からの納得のいく説明を求めた。 また石破首相は、北朝鮮が6日、弾道ミサイルを日本海に向けて発射したことについて、このところの打ち上げの頻度の高さやミサイル技術の向上に言及した上で、「私どもとして、このことに重大な懸念を持っている。抑止力の強化に向けて、我が国としてより一層努力していかなければらならない。より一層気を引き締めていきたい」と強調した。
フジテレビ,政治部