「奇跡のぶなしめじ」 県庁食堂のカレーに【長野】
能登半島地震で工場が被災する中、生き延びたキノコがあります。 その名も「奇跡のぶなしめじ」。17日から3日間県庁食堂に限定メニューとして登場しました。 お昼時の県庁食堂。次々と注文が入っているのは…ブナシメジが入ったカレーです。 元日の能登半島地震で工場が被災する中、生き延びた菌株から育ったこのブナシメジ。 通常の3倍の培養期間を経て大きく育ちました。 つくったのは飯綱町に本社を置くメーカーです。 ■ミスズライフ・北浦舜さん 「限定50食と数は限られるんですが、うまみが約1・5倍。通常のものももちろんおいしいんですが、それ以上に口の中にキノコのおいしさが広がる。売り上げの1部を能登の義援金に寄付しようと」 その味は… ■記者 「大きいので噛み応えがあります。カレーに負けないブナシメジの味が伝わってきます」 さっそく注文した人の評判も上々です。 ■女性職員 「キノコの香りがとてもいいと思います。キノコが入っているカレーは珍しい。キノコ好きとしてはとても嬉しいです」 ■男性職員 「キノコの味がしっかりしていて、いつもと違う味がしますね。大正解ですね」 ■県庁食堂・盛剛司 店長 「飯綱町の会社、長野県内の会社を応援するプラス、被災された能登を応援する意味でも食べていただければと思います」 「奇跡のぶなしめじ」は生産数が限られ、販売は9月末まで。10月以降は復旧した能登工場でつくられた通常のブナシメジの販売が始まるそうです。