【おひとりさま世帯の貯蓄額】老後対策を考え始めた55歳の独身女性です。70歳で貯蓄1000万円あれば十分でしょうか？
70歳代おひとりさま世帯「厚生年金・国民年金」の平均受給額は月額いくら？
厚生労働省年金局が公表した「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、70歳代の平均年金月額は以下のとおりです。 ●【70歳代】国民年金の平均年金月額 ・70歳:5万7320円 ・71歳:5万7294円 ・72歳:5万7092円 ・73歳:5万6945円 ・74歳:5万6852円 ・75歳:5万6659円 ・76歳:5万6453円 ・77歳:5万6017円 ・78歳:5万5981円 ・79歳:5万5652円 ●【70歳代】厚生年金の平均年金月額（老齢基礎年金を含む） ・70歳:14万1350円 ・71歳:14万212円 ・72歳:14万2013円 ・73歳:14万5203円 ・74歳:14万4865円 ・75歳:14万4523円 ・76歳:14万4407円 ・77歳:14万6518円 ・78歳:14万7166円 ・79歳:14万8877円 厚生年金は国民年金に上乗せして加入する年金ですので、一般的に国民年金より手厚くなります。 しかし、厚生年金は現役時代の年金加入期間や年収によって年金額が決定するため、受給額の個人差は大きいのが特徴ともいえます。 「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」で年金見込額を確認してみると良いでしょう。
70歳代でも働きたい！シニアの平均給与はいくら？
70歳以降も働きたいと考える方も少なくないでしょう。 近年は、高齢者が働く環境が整備されているため、シニアの就業率も上昇傾向にあります。 ●70歳代シニアの就業率:70歳～74歳は33.5％ 70歳代前半（70～74歳）の就業率は、2022年時点で33.5％です。また70歳代後半（75～79歳）の就業率は11％です。 定年退職制度の撤廃や定年年齢の引き上げ、再雇用や雇用延長などにより、「現役リタイア」は後ろ倒しになりつつあります。 ただし、年収は下がる可能性があることは考慮しておきましょう。 ●70歳以上の平均給与は298万円 2023年9月27日に国税庁が公表した「民間給与実態統計調査」によると、70歳代シニアの平均給与は298万円でした。 ・男性:367万円 ・女性:211万円 ・男女全体:298万円 あくまでも平均ですが、現役時代のピーク時と同等の収入は期待できないかもしれません。 また、年々「働けないリスク」が高まる点にも留意が必要でしょう。
